Cisco841m:バックアップと初期化
はじめに
1年前からCisco841mを購入して色々といじっていたのですが,勉強も兼ねて設定を初期化しようと思います. 以下の設定は購入した時の状態から始めています.
Cisco841とは
- Ciscoが小規模向けに販売している"Cisco Smart"シリーズのギガビット対応VPNルータ
- GUIで設定できることを売りにしてるっぽい(使い勝手があまりよくないと評判)
- 3モデルあり,LANポートの数とセキュリティ関連機能が異なる
- C841M-4X-JSEC/K9だと中古で10,000円くらい
設定
Cisco841mは初期起動の時点で設定が書き込まれています.私は設定されていない状態から設定を行いたかったため,工場出荷の状態に戻します.工場出荷の状態に戻す前に書き込まれている設定のバックアップを取っておきます.今回はTFTP Serverにバックアップを取ります.
TFTP以外のバックアップの取り方やバックアップを取り忘れてしまって購入した時の状態に戻せない場合などは"C841M リカバリ&初期化ガイド"というものがあるのでこちらで対処します.
設定はMacでコンソールケーブルを使用して行います.
Macからルータに接続
screen /dev/tty.usbserial-**** 9600
初期アカウントはUsername:cisco,Password:ciscoになります. このアカウントは1回目のログイン後,無効になってしまうため注意が必要です.設定を保存する前にACアダプタを抜いてから差し込み直す(Cisco841mは電源スイッチがありません)と初期アカウントで再度ログイン可能になります.
私は1年前にこの設定があることに気づかず,設定を保存してしまったため再度ログインできなくなったことがあります.その場合は上記に示したサイトを見ながら再設定を行います.
バックアップと初期化
yourname#enable # バックアップ yourname# copy running-config tftp://<ipaddress>/customer-config.txt # 工場出荷の状態に戻す yourname#erase startup-config # 再起動 yourname#reload
以上で初期化は完了です.